2022/10/20

インドネシアでプレー中のベーレンス「カンジュルハン・スタジアム取り壊しは正しい判断」

©️imago images (2)

 今月初めに行われたインドネシア1部アレマFC対ペルセバヤ・スラバヤ戦の試合後に起こった、いわゆる『カンジュルハン・スタジアムの悲劇』。暴動による激しい衝突、そして混乱の結果で233人の命が失われた事について、ウィドド大統領は調査が完了するまで全てのサッカーの試合を中断すること、そして全てのスタジアムのセキュリティチェックを行うことを命じることを判断。さらに舞台となったカンジュルハン・スタジアムは取り壊すことになった。

 この夏からインドネシアのペルシジャ・ジャカルタと契約を結んでいるハノ・ベーレンスは、その知らせをチームとともに朝食をとっている最中に聞いたという。ドイツ人指揮官トーマス・ドル監督率いる同クラブは、本来はその日の夜にはアウェイ戦へと臨む予定となっていた。「最初は、皆が唖然としていて、信じられないといった感じだったね」と、1.FCニュルンベルク時代では久保裕也とも同僚だった32歳のMFはコメント。「誰もが全く信じられないという感じだったね」と言葉を続けている。

 またカンジュルハン・スタジアムの取り壊しについては「それは正しい判断なのかもしれない。安全性がさらに高まるのであれば、ぜひやるべきだ」語った同選手だが、ただし再開に向けての不安を特に感じているわけでもないという。「選手としては、どこも大して変わらないという感じだ。バスでスタジアム、そしてロッカールームへと向かう」と、ベーレンス。

 「もちろんここではいろんな事が起こっているよ。インドネシアの人たちはサッカーに夢中で、ドイツよりも少し早めにスタジアムに集まる傾向にあるようだ。ただ身の危険を感じたことはなかったし、選手への警備がゆるいとも思ったことはない。ただもちろん、観客の安全は保証されなくてはならないものだけよ。それができないうちは、試合を再開すべきではないだろうね」

 なお火曜日にインドネシアを訪問したジャンニ・インファンティーノFIFA会長は、「この国のサッカーを改革していきたい」と支援を約束。「我々は専門家を連れてきて、投資し、インドネシアが世界のサッカーの舞台で輝けるようにする」と語ったが、ただ現時点においては再開の目処はたっていない。ベーレンスは「今は練習をするしかないけど、近々FIFAが日程を決めるだろう。その時にまた確かなことが見えてくるさ」と語った。

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