2022/11/03

物議醸したロシアとの親善試合、ボスニアが延期を発表

©️IMAGO/Marco Canoniero

 ロシアによるウクライナ侵攻以来、初めて欧州のチームとロシアによる国際マッチが開催されることが明らかとなり、その対戦相手であるボスニア・ヘルツェゴビナ周辺では大きな議論が展開されることになった。ボスニアサッカー協会「UEFAもFIFAも、ロシア代表との親善試合を禁じてはいない」と主張。

 だが国内外から批判の声があがっており、例えば主将のエディン・ジェコは「罪のない人々が命を落としている限り、この試合の実施には反対だ」とコメント。「ウクライナの人々との連帯」への願いを訴えており、ミラレム・ピャニッチは「「言葉もない」とコメント。アネル・アーメドホジッチら選手側からの参加自体への反発も見受けられていた。
  
 さらにイルファン・ドゥリッチ副大統領は「これはボスニアにとって最良の選択肢であるとはいえない」と述べており、首都サラエボのベンジャミン・カリッチ市長は「サッカー協会との協力関係」にさえ言及、市所有の「アシム・フェルハトビッチ・ハセ」スタジアムの使用への影響も示唆するなど、政界からも苦言が呈される中でどうやら、サッカー協会側は翻意。

 「11月19日にサンクトペテルブルクで開催予定だった親善試合は当該日に開催されず延期されます」との発表がなされている。ただし正確な延期日については伝えられていない。ちなみにロシア側はすでにこの延期という対応はすでに予想して準備を進めていたようで、11月17日にはタジキスタンとの対戦が控えているところ。

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