2022/12/11

CR7のベンチスタートを、サントス監督「全く後悔していない」

©️Getty Image

 大会前には最終的には契約解除という事態にまで発展を見せる、物議を醸したマンチェスター・ユナイテッドへの批判インタビューの中で、恐らく最後となるであろうワールドカップを前に「もしも優勝したら引退するかもしれない」と並々ならぬ決意をみせていた、クリスチアーノ・ロナウド。だがその夢は準々決勝でモロッコ代表の前に脆くも崩れ去り、そして自身も14年ぶりに先発から外れ2試合連続でベンチスタートという、様々な意味で悔いの残る結果となってしまった。

 「クリスチアーノと私はこの敗退を誰より失望している。それは彼にとって自分の役割に関係ないことだ。いかにチームとともに心を1つにしているかの表れといえるだろう」とフェルナンド・サントス代表監督は、ロスタイムにあわや同点という好機を演出した稀代のストライカーについてコメント。ただポルトガル代表はラストパスの精度と懸命なモロッコ守備陣によって得点を阻まれてしまう。後半51分から投入されたロナウドは懸命にドリブルで打開をはかるも功を奏さず、モロッコサポーターから揶揄される声も上がり、試合後は挨拶もないまま一目散にピッチを去ってロッカールームで涙をみせている。

 「最初から起用しなかったことを、私が後悔しているということはない。彼は起用された時に、私たちにもたらしてくれるものをみせてくれた。だから何1つとして悔いることはない」とサントス監督は強調。いずれにしてもワールドカップ記録となる5大会連続得点記録を残し、代表最多得点記録を118を置き土産に、クリスチアーノ・ロナウドのカタール・ワールドカップは終焉を迎えた。代表196試合目でこのような終わり方となるのは本意ではなかっただろう。またクラブシーンではサウジのアル・ナスルから、年俸2億ユーロという破格のオファーが噂されるが、ただトッププレーヤーとしての一時代はこれで終止符が打たれることになるはずだ。

 ロナウドは自身のインスタで以下のように投稿している。「ポルトガル代表としてW杯制覇は最大の目標であり夢だった。幸運にも代表はじめ国際舞台で様々なタイトルを獲得してきたけど、世界最高峰で母国の名を刻むことが最大の夢だった。だからそのために戦ったし、16年で5度出場したW杯で常に偉大な選手たち、数多くのポルトガル国民に支えられて全力を尽くせたと思う。接して背を向けることなく諦めることもなかった。でもそれは昨日で終わった。感情的になってもしょうがない。いろんな事が語られ書かれ推測されたけど、僕のポルトガルへの尽力は微塵も変わらなかったことは伝えたい。一丸となって戦う。決して同僚や国に背を向けない。ただこれ以上に今は言える言葉がない。ありがとう、ポルトガル。ありがとう、カタール。今は時間が薬となって、また答えがでてくるその日を期待する」
 

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