2022/12/14

記録づくめのメッシ、2度目のW杯決勝進出。スコラーニ監督「史上最高だ」

©️AFP via Getty Images

 火曜日の夜に主将リオネル・メッシが30分あまりにPKを沈め、アルゼンチン代表に貴重な先制点をもたらすことに成功すると、それまでルカ・モドリッチを中心に対峙していたクロアチア代表は打開策を見いだせなくなり、逆にアルゼンチン代表アルバレスが追加点。驚くほど容易な展開でワールドカップ決勝進出を果たしている。ただそれでもリオネル・スカローニ代表監督の目には、試合後に涙が浮かんでおり、常々「サッカーよりも大切なことがあるんだ」と淡々と語るような印象のある、今大会最年少の44歳指揮官なのだが、終了から10分が経過してもなおメッシと抱擁。「この試合を振り返って、決して容易なものなどではなかった。PKを得ることができたからこそオープンな展開にしていけたんだ」

 ちなみにこの試合でメッシはワールドカップ最多出場記録保持者、ドイツ代表のローター・マテウス氏に並ぶ25試合出場を達成。決勝では新記録樹立が見込まれる中、さらに19試合で主将を務めたのは、メキシコ代表ラファ・マルケスを交わして単独1位。ちなみにディエゴ・マラドーナ氏はアルゼンチン代表として16試合に出場している。さらに今回のゴールによりアルゼンチン代表としてW杯歴代最多得点記録をもつ、ガブリエル・バティストゥータを交わして11得点をマーク。さらに同国史上1大会期間中での5得点も最多記録。ちなみに10代、20代、30代すべてでワールドカップで得点した史上唯一の選手であり、ペレ氏がもつ決勝トーナメント最多アシスト数6にも並んでいるところ。

 「アルゼンチン人である私が口にしても「何を今更」としか思われないだろうが、それでもこれまで言い続けてきたことを敢えていわせてもらうよ。リオネル・メッシは歴代最高の選手であり、彼を指導できる立場にあることはまさに特権だ。彼がアルビセレステのユニフォームを着てプレーしていることは、我々にとって大変幸運なことだよ」と、スカローニ監督は称賛。「アルゼンチン人であれば誰もが夢見る場所に私はいる。選手のみならずファンにとっても感動的な言葉にできないもの…。ただ本来はここで「さぁ日曜!まだあと一歩残っているし、もうお祝い気分は終わりにしないと」といかないといけないがね」

 そしてメッシは「5度目の決勝戦」に向けて、「僕たちはここまで勝利を続けてきた。できることなら次の試合もそうなって欲しい。」と述べ、「これまで36試合連続無敗だったけど、初戦のサウジ戦で思わぬ敗戦を喫してしまった。チームにとって大きな試練で精神的にも辛かったし、突如勝つしかなくなったけど、でもそこえ改めてこのチームの結束力を知ることにもなったよ。」と振り返っており、その結果で「とても楽しみながら」決勝進出を達成。「とても調子が良くて、どの試合でも十分な強さが感じられる。疲労があっても力を結集させて勝利を目指した。僕たちの準備は万全なものがあった」と胸を張った。「とてもクレバーで、試合を読むことができ、場面場面で常にポゼッションやプレスの判断ができる。クロアチアがポゼッションを狙うことはわかっていたのでその対策もできていた」

通算6度目の決勝進出、メッシとマラドーナは2度

 果たして6回目となる今回のワールドカップ決勝では、1978年と1986年以来となる、3度目の世界の頂点に立つことができるか。相手は前回優勝のフランス代表、もしくはここまで欧州強豪を相手にサプライズを演じ続けてきたアフリカの雄、モロッコ代表の勝者だ。ちなみに上記2大会以外の決勝進出は、1930年のウルグアイ大会では開催国ウルグアイの前に、1990年のイタリア大会と2014年のブラジル大会ではドイツの前に敗れている。

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