2022/12/23
アンドレ・オナナ、26歳でカメルーン代表引退

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アンドレ・オナナが26歳という若さで、カメルーン代表から引退することを明らかにした。これは金曜日に選手自身のツイッターにて明かされたもの。そこで投稿された長文の中で、同選手は「永遠の愛」を誓うカメルーン代表での時間が「どれほどに美しい物語であっても、必ず終わりはやってくる」と説明し、これからは1人のファンとして応援していく考えを示している。
確かにこの発表は驚きを与えるものではある一方、これまでの経緯を踏まえればそこまで予想外というわけでもない。先日開催されたカタール・ワールドカップでは、ソング監督とオナナとの間に亀裂が生じ、その結果で初戦で好パフォーマンスをみせた後に出場停止処分へ。指揮官は当時、規律面での問題が理由である事を認め「誰もがチームスピリットと規律、敬意を示すことが重要なんだ」と説いていた。
ただこれに対してオナナは「サッカー選手としてしばしば経験してしまう、この状況の解決に向けてあらゆる努力を尽くしてきた。でも相手にはその意思がなかったんだ。こういう辛い時もある」と、直接の名前は綴ってはいないものの指揮官への反論を述べている。
ワールドカップではあまりに残念な結末を迎えてしまったオナナは、今季セリエAではわずか7試合のみの出場にとどまっており、特に2021年2月にUEFAからドーピング違反で1年間の出場停止を受けて以来、苦境に喘いでいるところ。そんな中でカメルーンサッカー協会のサミュエル・エトー会長も仲介に乗り出していたのだが、功を奏することはなかった。
❤️🇨🇲 pic.twitter.com/yclau0Kf4M
— Andre Onana (@AndreyOnana) December 23, 2022