2023/01/05

ロナウドがサウジで入団会見も、代理人とは決裂か

©️ Getty Images

 火曜日の夜にクリスチアーノ・ロナウドは、欧州以外では初めてとなる入団会見を実施した。サウジアラビアの首都リヤドに本拠地を構えるアル・ナスルでは、そんな37歳のストライカーに対してレッドカーペットを用意。「ハラ、ロナウド」の言葉の下、白いシャツに水色のネクタイを締め、スリーピースのスーツ姿に身を包んだCR7が車から降りると、そのままこれから得点を量産していくことになるミルスールパークへと入場している。そしてクラブカラーである青と黄色で彩られていたスタジアムには、およそ2万5000人のファンが、メディアルームと同様に詰めかけており、そしてルディ・ガルシア監督と共に「世界が注目する大スター」が最初の記者会見場へと着席すると、その瞬間に司会者は「新時代の幕開け」を宣言した。

「子供たちの模範に」とロナウド、サウジの広告塔も

 一方のロナウドはそんな会見の席で、「自分が望んでいるもの、そして自分が望んでいないものを理解している」と述べつつ、母国ポルトガルからのオファーがあったこともあげながら「欧州での自分の仕事はもう終わったと思う」とコメント。これまでのビッグクラブでの歩みというチャプターから、これから中東での「新しいチャレンジ」を描くチャプターを迎えたことを明らかにしている。確かにこれまで通りに「勝ちたい」との意思をロッカールームでのチームメイトとの対面の中でも強調してはいるのだが、今回の移籍にあたってサウジの若い世代の模範、そして後押しする存在になりたいとの考えについても指摘。「少年少女が最高の自分になれるようインスピレーションを与えたい」と言葉を続けている。実際CR7の登場はアラブ世界に至福の渦を巻き起こした。

移籍、インタビューをめぐり対立した代理人と決裂

 ただ強烈な広告塔でもあるロナウドはむしろ、サウジアラビアらが抱くスポーツを利用した壮大なプロジェクトの一部であることは誰もが知るところ。そしてこれまでの移籍とは異なり、緊密な関係にあった代理人ジョルジュ・メンデス氏の姿はそこにはなく、ロナウドの個人マネージャーであるリカルド・レグフェ氏によって実現したと、アスレティック紙では報じているところ。メンデス氏はこれまで世界最優選手5度受賞を果たしたロナウドなどを顧客にもつスターエージェントであり、ポルトガルのパブリコ紙などによればすでに仕事上での関係では袂を分かったという。その理由は38歳となったロナウドの限界面での認識の相違にあり、今回の移籍のみならず昨夏にCL出場が果たせるクラブを見出せなかったこと、物議を醸したピアース・モーガンとのインタビューに同意しなかったとも言われ、最終的にマンチェスター・ユナイテッドからの退団はあまりに残念な終焉を迎える結果となった。

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