2023/01/26

マンUとリヴァプールファンが結束、政府に外国人オーナー承認の厳格化を要求

©️imago images/Shutterstock

 マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールFCのファン同士が手を組む?想像し難いことではあるが、事実その手段が求められるほどにイングランドサッカー界の状況は切迫しているようだ。イングランド北西部で最大かつ最も影響力をもった2つのファン組織が共同声明を発表し、そこで外国人投資家受け入れの際により一層、英国政府に対して厳格な管理と規約の解釈を行うように求めたのである。Manchester United Supporters Trust (MUST) と Spirit of Shankly (SOS) は、現在の米国人オーナーによる株式売却の可能性について意を唱えており、すでにグレイザー家もフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)も売却の意向を示しているところ。

 ただし後者とは異なり前者に関しては、長期に渡ってあまり支持がなされていなかったという背景はあるが、ただ今回両クラブのサポーターはむしろ、中東などの投資家が「スポーツウォッシング(スポーツを通してイメージアップをはかり、社会問題などから目を遠ざけること)」に利用することを懸念しているという。特に最近でもプレミアリーグではロシアのアブラヒモヴィッチ氏での制裁で揺れたチェルシーFCや、サウジマネーが注入されたニューカッスルなどのオーナー交代劇が注目を集めた。

 マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールFCは強烈なライバル関係であるにも関わらず、このような共通認識をもった理由は、「両クラブともに世界に認知された英国サッカー界最大のクラブであり2億人以上ものファンをもつ」ことから「国会が非常に重要な文化的業績を保護するように、サッカークラブが不適格で不適切なオーナーの手に渡らないようにすべき」であり、「クラブオーナーの管理を厳しくする新たな規定を国会が迅速に発行させ、両クラブの将来を守ることが何とか間に合って欲しいと強く願っているためだ」と説明した。

International Internationalの最新ニュース