2023/01/31
アーセナルがカイセド獲得目指すも、再びチェルシーが介入か

©️IMAGO/Offside Sports Photography
「ファンは僕を心の中へと受け入れてくれたし、これからも僕の心の中にあり続けていく。いったい何故このような素晴らしい機会に挑戦したいと思っているのか、それについてはどうか理解してもらいたい」これはサッカー選手が退団確定後に自身SNSに掲載する提携文のような内容ではあるものの、ただこれをモイセス・カイセドは移籍成立前に投稿。とりわけ所属するブライトン側は、2025年まで契約を残す21才のMFを手放さないと繰り返し強調しており、FCアーセナルからの7500万ユーロともいわれる高額オファーに首を縦にふらなかったともいわれている。
果たしてこれは自作自演によるものなのか、はたまた代理人の発案によるものなのか、いずれにしても今回の投稿が移籍をより面倒な流れに誘ったことは確かなことだろう。実際にブライトンはFA杯4回戦リヴァプール戦にてメンバー外とする対処を講じていた。ただそれでもデ・ゼルビ監督は「彼は良いやつだよ」と強調してはいたが、それでも「私は10人兄弟の末っ子で、エクアドルのサンタドミンゴの貧しい環境に生まれた」などという言葉で契約の解除を申し出る行動をとっており、果たしてこれにブライトンは、そしてアーセナルはどういった行動に出るのか?英紙ガーディアンによれば、ムィハイーロ・ムドリクの時と同様に、チェルシーFCも今冬の爆買いの勢いに乗って再び横槍を入れる可能性を報じた。
そもそもブライトンといえばアーセナルはベン・ホワイトで、そしてチェルシーもマルク・ククレジャを通じて、いかにタフな交渉相手であるかを身をもって知っていることだろう。そこでチェルシーの参戦も伝えられるなかで、FCアーセナル側はさらなる金額アップを提示する用意があるのか。ただこの話で興味深い点となっているのはムドリク争奪戦の第2ラウンドというのみならず、仮にセルサド獲得ができなかった場合にアーセナル首脳陣が視野に入れている代替案こそ、チェルシーFCのジョルジーニョだと言われている点だろう。