2023/02/02

フランス代表、29歳ラファエル・ヴァランも代表引退

©️IMAGO/Shutterstock

 フランス代表は更なるリーダー格を失うこととなった。ラファエル・ヴァランもまた、今後「エキップ・トリコロール」でプレーしないことを表明している。「数ヶ月前から考えていたことなんだけど、今がフランス代表から引退する適切な時期だと思ったんだ」と、29歳のセンターバックは自身のインスタグラムにて投稿。これにより10年前の3月から始まった代表としてのキャリアは、昨年末のカタール・ワールドカップ準優勝という形で幕を下すことになる。

 これまでA代表通算93試合に出場し5得点をマークしてきたヴァランは、2018年ロシア大会においてワールドカップ優勝を果たしており、「あれは僕の人生の中で最も美しい経験の1つだ」と表現。「2018年7月15、この日に感じた感情のその全てを今もなお色濃く覚えている」と綴っている。「でも今は次の世代が飛躍をする時だと思うんだ」
 
 今回のワールドカップではオーアストラリア戦を除く全てで出場していた守備の要だったが、すでに『ル・パリジャン』では同選手の引退が近いことを報道。記事によればまだ二十代にも関わらず決断に至った理由として、肉体的にも精神的にも消耗していたことや、またアルゼンチン代表との決勝での敗戦も引き金になったという。

 これによりディディエ・デシャン監督はまた1人、長年フランス代表を支えてきた選手の1人を失うことになった。既にウーゴ・ロリスとスティーヴ・マンダンダが揃って代表引退を発表。またバロンドールを受賞したカリム・ベンゼマも、ワールドカップ決勝の後にこれ以上代表ではプレーしないことを示唆している。

 特にヴァランについてはロリスの代表引退に伴い、キャプテンマークを受け継ぐ有力候補と見られていたが、メディアの見方ではそのキャプテンマークはこれから、キリアン・エムバペに渡るとの機運が高まりをみせているが、果たして3月24日のオランダ代表戦でキャプテンマークを身につけプレーしているのは、どの選手だろうか?

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