アンチェロッティ監督の賭けに奮起、バルベルデが今季二桁得点超え

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　仮に噂されているように今シーズン終了後、ブラジル代表監督へと就任するようなことがあるとするならば、やはり監督ライセンスは大切に保持しておきたいとカルロ・アンチェロッティ監督自身も考えていることだろう。だからこそ今季はじめに自ら行った「もしも彼が１０得点決めないならば破り捨てる」という賭けは、その後に大きな後悔を生み出してしまったかもしれない。

　だがそのプレッシャーが功を奏したのかフェデ・バルベルデは、クラブ・ワールドカップ決勝アル・ヒラル戦にて今季通算１１得点目をマーク。レアルでの過去３シーズンでは２列目からのその力強いプレーとは裏腹に、あまりに決定力という点でものたりなさがあったウルグアイ代表だが、この発破が功を奏してのことか奮起。ワールドカップは失意に終わったものの、今回はヴィニシウスと共に大会ＭＶＰに選出される活躍をみせた。今回の優勝はクラブ、選手のみならず、アンチェロッティ監督の喜びもまた、ひとしおなものとなったことだろう。