トッテナム、ベンタンクールが靱帯断裂。残りシーズン全休へ

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　これからＡＣミランとのＣＬ１６強初戦へと臨むにあたり、トッテナム・ホットスパーではその前哨戦となった、レスター・シティ戦において１−４と完敗。さらにこの試合ではロドリゴ・ベンタンクールが後半６５分に負傷交代を余儀なくされており、その後の精密検査によって左膝の前十字靭帯を断裂していたことが判明した。

　これによりウルグアイ代表ＭＦは手術を余儀なくされ、残りシーズンも全休することに。とりわけ今回のＡＣミラン戦においては、相棒ピエール・エミール・ホイビュルクも出場停止により不在となるため、アントニオ・コンテ監督は中盤の大幅な入れ替えを余儀なくされる。ちなみに金曜日に左足首への手術を受けたイヴ・ビスマも欠場。

　確かにエリック・ダイアーを中盤にスライドすることも考えられるオプションだが、ただコンテ監督は「ただそれを検討できるだけの時間の猶予がない」と説明。わずか２日前にロドリゴが負傷したことで「準備期間は短い」と強調しており、おそらくは２２歳オリヴァー・スキップと２０歳パペ・マタル・サーの若手がコンビを組むことだろう。また離脱中のロリスの代役はフレイザー・フォースターが務めるはずだ。

ピオリ監督、コンテ監督を称賛

　一方でＡＣミランのステファノ・ピオリ監督は、最近マンチェスター・シティ撃破などトッテナムのもつ力を改めて強調しており、とりわけ同胞コンテ関東を称賛。アンチェロッティ監督やスパレッティ監督らとともに「レジェンド」と評し、また「スクデットと獲得した時に電話をくれた数少ない仲間」とも明かした。

　ただＡＣミランも最近７試合連続未勝利で下位サレルニターナ戦含む５敗を喫し、コッパ・イタリアでの敗退やスーパーコッパ・イタリアーナでの雪辱など暗い話題が続いたが、「自分たちはトッテナムと肩を並べるチームだという自負がある」と指揮官。ＦＣトリノ戦ではようやく１−０と勝利をつかんだことで、「まぁＣＬの舞台だから。それは特別なことだけど、正しいメンタルをもって」実践することを選手たちに希望する。おそらくその後押しとなるのが、復活したばかりのズラタン・イブラヒモヴィッチだろう。