2023/02/16

プレミア頂上決戦でのミス悔やむアルテタ監督、それでも「信じる気持ちは高まった」

©︎IMAGO/PA Images

 水曜夜に行われたプレミアリーグ頂上決戦において、FCアーセナルはマンチェスター・シティの前に1−3で敗戦を喫し、ディフェンディングチャンピオンへと再び首位の座を明け渡す結果となってしまった。試合後ミケル・アルテタ監督も失意の色を隠そうとはせず、「相手をつかんではいたし、本当に残念だよ」とコメント。特に前半ではハーランドやデ・ブライネらに対して、ワイドボールへのハイプレスにより追い込んでボールを奪取するなど芽を摘むことに成功。後半では互角の展開となりマンチェスターCがやや優位にはあったが、ただ最終的には自らのミスで自滅する格好となっている。「我々から相手に試合を渡してしまった」

 ただそこでアルテタ監督にとっては恩師グアルディオラ監督との対峙にあたり、ベン・ホワイトが負傷欠場となり、代わりに起用した冨安健洋の蹴ったボールが短すぎたため、それに乗じたデ・ブライネがすかさず絶妙のループを決めて先制。崩れたガナーズのバックラインはさらに、ガブリエウがビルドアップで致命的なミスをおかし加点。その後にフサイドで失点こそならなかった、同選手はさらにハーランドにも致命的なミスをおかしてしまう。

 まさに一瞬のミスが勝敗を分けてしまった格好ではあるのだが、ただアルテタ監督は「このレベルで戦い続けていくこともまた難しいものだよ」とも指摘。「この試合の多くの時間では、我々はそれだけのプレーはみせていたと思う。それでもあのような形で3失点を許し、逆に絶好機で得点にまでつなげられなければ、ね」と言葉を続けており、逆にいえば「マラソン」とみるリーグ戦において今回の健闘が自信にもつながったことも事実だろう。とりわけ最初の失点を除けば、アーセナルがみせていた前半の戦いぶりはその証となるもので、タイトル争いにむけ「試合前よりも信じる気持ちは高まった」とアルテタ監督も前を向いた。

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