2023/02/17
1ヶ月で2度目!サレルニターナが再びニコラ監督解任を発表

©︎IMAGO/AFLOSPORT
これはプロサッカー界ではあまりにも珍しい出来事だ。とりわけそれが欧州5大リーグの1つセリエAで起こったことも特筆すべきであろう。USサレルニターナはわずか1ヶ月の間で、同一の指揮官に対して解雇通告を2度も行ったのだ。どうやら今回ダビデ・ニコラ監督は本当にクラブを後にすることになるが・・・。
かつてCFCジェノアを中心にセリエAでプレーしていた同氏は、引退後は長年コーチとしてのキャリアを積んでいき、2022年2月15日より降格の危機に瀕していたUSサレルニターナへと就任。それから一進一退が続くことになったのが、最後は寸手のところで残留圏内へと留まることに成功した。当然その後の指揮も委ねられた49歳だったものの、2023年1月16日に首脳陣の限界はピークに達しており、アタランタ戦での8失点大敗を受けて解雇通告。
しかしながらこの決断からわずか2日後、なんとサレルニターナはその後任として、ダビデ・ニコラ監督の48時間ぶりの復帰を発表したのだ。「アタランタ戦での2−8のケジメは私がつけた。これから我々は共に新たなスタートを切り、歴史を刻み続けていきたい。会長に再考を全力でお願いしたんだ」とダビデ・ニコラ監督は説明。実際の多くの選手たちもその復帰を歓迎していたという。
だがそれでも首位ナポリ(0−2)、ユベントス(0−3)、さらにエラス・ベローナ(0−1)にも敗戦を喫し、唯一の勝利はレッチェ戦での2−1のみ。もはやイエルボリーノ会長の我慢の限界に達したことで、再び解任が発表。今度は本当の意味での別れとなり、クラブ側はすでにその後任としてかつてドルトムントでも指揮をとり、バーゼルやスウォンジ、フィオレンティーナ、直近ではフラメンゴを率いていた、パウロ・ソウザ監督の就任も併せて発表している。
L’U.S. Salernitana 1919 comunica di aver sollevato dall’incarico di allenatore della Prima Squadra il Sig. Davide Nicola. Nel ringraziarlo per la passione e la dedizione al lavoro, la Società augura al tecnico le migliori fortune professionali per il prosieguo della sua carriera. pic.twitter.com/TFFVQN9hi6
— US Salernitana 1919 (@OfficialUSS1919) February 15, 2023