2023/02/23
韓国代表監督候補に、ユルゲン・クリンスマン氏が浮上

©︎Getty Images
ユルゲン・クリンスマン氏が、新たな仕事の場を手にすることになるかもしれない。キッカーが得た情報によると現在、韓国代表監督の候補として同氏の名前が浮上しており、話し合いは進められているようだ。仮に就任となった場合には、これで3度目の代表監督就任ということに。1度目はかつて自身も選手としてワールドカップ優勝を果たしたドイツ代表であり、そこで2004年に監督未経験から急遽フェラー前監督の後を受けた元ストライカーは、母国開催のワールドカップに向けて急ピッチでチームの立て直しに成功。
無事3位とサッカー大国としての面目を保つことに成功している。さらに2011年から2016年にかけては、自身が住まいを構える米国代表監督へと就任しており、2013年にはゴールドカップ優勝を達成。さらにワールドカップ・ブラジル大会ではベスト16位入りも果たした。ただ一方でクラブシーンとなると、2009年に就任したバイエルンでは1年持たず解任、さらに2019年11月から3ヶ月に渡り監督を務めたヘルタ・ベルリンでは、内部のゴタゴタ騒動もあって早期に退陣となっている。
なお韓国代表ではカタール・ワールドカップ16強敗退後にパウロ・ベント監督が退任、その1ヶ月後にそれまで育成担当を務めていたドイツ人、ミヒャエル・ミュラー氏がTDへと就任しており、かつてドイツサッカー連盟のユース育成にも携わるなど、元ドイツ代表のクリンスマン氏との接点もみえてくることに。無論いまのところはまだ進展はみられていないが、ただクリンスマン氏浮上の背景にはミュラー氏のみならず、チャ・ドゥリ氏の存在もあることだろう。
かつてレヴァークーゼン、フランクフルト、レヴァークーゼン、マインツなどで活躍した同氏は、2017年と2018年に韓国代表のACを務めた経験ももち、先日のカタール・ワールドカップにおいてはアルベルト・ザッケローニ氏、サンデー・オリセー氏、ファリド・モンドラゴン氏、パスカル・ツベルビューラー氏、アーセン・ベンゲル氏、そしてクリンスマン氏と共にFIFA技術ワーキンググループに所属していた。