長かった暗闇から遂に光明、ルカクがＣＬポルト戦で再び輝きを解き放つ

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　イタリア勢としてＣＬ史上初めて、決勝トーナメントで揃って３クラブが勝利を収めることに成功した、１６強１stレグ。特にインテル・ミラノがＦＣポルトから勝利をおさめた背景には、復活を期すロメル・ルカクの奮闘によるところが大きい。昨夏にチェルシーからインテルに復帰したベルギー代表ＦＷだったのだが、前半戦では開幕から度重なる負傷に悩まされており、大腿、足の屈筋、膝など「回復してはまた怪我を抱えるということが続いており、本当に彼にとっては辛い時間だったと思うね」と、ヘンリク・ミキタリアンはスカイ・スポーツ・イタリアにてコメント。「彼は今、衝撃を与えることができることを証明している。たとえ先発であろうと、ベンチスタートであろうと、重要な選手だよ」と言葉を続けた。

　ただ冬季休暇明けからまだ完調とまではいかないまでも、痛みからは解放されることができた屈強な大型ストライカー。まさにその筋肉質なフィジカル力が特徴の１つではあるのだが、ただ度重なる離脱によって増した体重の影響からキレがもどらず、一時は自信も失っていた時期もあった。だが最近になってウディネーゼ戦で結果を残し、今回もまだ先発起用とはいかなかったものの、不調だったジェコの代わりに後半途中から投入されると、非常に精力的なプレーを展開し、それが試合終了直前にポストから跳ね返ったボールを押し込むゴールへとつながることに。改めてミキタリアンは、「この試合は決して華麗なものではなかったかもしれない」と振り返ったが、しかしながら闘志を示した結果がまさに勝利となって報われる結果となった。