2023/03/28
2023/02/23
ネグレイラ事件追求への声明に、レアルが当事者バルサと共に外れた理由

©︎imago images/NurPhoto
火曜日にスペイン1部2部、42クラブ中40クラブが共同声明を発表。そこでは現在スペインで波紋を呼んでいる、いわゆる『ネグレイラ事件』について、徹底的な調査の要求や支持が記されていた。だがそこで加わらなかったのは、当事者であるFCバルセロナ、そしてレアル・マドリードである。マルカ紙によればレアル・マドリード側も同様に、今回の報道に憤りを感じてはいるものの、それでも連名に加わらなかった理由はいくつかあるようだ。
まずレアル・マドリードはスペインのリーガ・エスパニョーラのハビエル・テバス会長に対して、決して好意的にはみておらずそれが今回の参加を躊躇わせた模様。それに加えてレアル・マドリードは先日に同じく不祥事に揺れた、ユベントスとそしてバルセロナと共に、スーパーリーグ構想を共に追求している同志ということからも、今回のネグレイラ事件について極端に批判的立場をとることを控えている模様。
長年スペインサッカー連盟の審判技術委員会の副会長を務めたホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏が所有する「DASNIL95 SL」社に、2016年から2018年の間にかけてコンサルティング費用として約140万ユーロが送られたことに関わっており、支払いについてはすでに認めているが汚職については否定。これに今回レアルとバルサを除くスペインの1部2部40クラブの支持を得る形で、スペインリーグが徹底解明に乗り出していくことなどの旨が発表されている。