2023/02/28

クロアチア代表ダリッチ監督、FIFAアワード投票拒否を説明「FIFAの姿勢に失望」

©︎IMAGO/Offside Sports Photography

 ズラトコ・ダリッチ監督は、日曜日に開催されたザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズでの投票を拒否。クロアチア代表監督を務める同氏としては、自国が世界統括団体から不当な扱いを受けていると感じているという。そのため最終的には4位に選出されていたルカ・モドリッチは、自国の監督からのポイントを得ることはできなかった。

 火曜日にダリッチ監督はクロアチアサッカー連盟のホームページにて、「クロアチア代表に対するFIFAの姿勢には失望している」とコメント。「もっとリスペクトされていいはずだ」として長文の声明を発表している。それによれば2022年W杯(3位)とネイションズリーグ(準決勝進出)の両方でベスト4入りを果たした唯一のチームであり、フランスと共に過去W杯2大会についても同様で、にもかかわらず「14人の候補者の中に、モドリッチ以外のクロアチア人選手はどこにいるだろうか?」とコメント。

 「候補となった選手や監督全員に敬意を表した上で、なぜクラブW杯も制しカタールW杯で活躍したマテオ・コヴァチッチがいないのだろう?バルディオルは?リヴァコヴィッチは最終5人のGKにさえ入るべきではなかったのだろうか?」と疑問を呈しており、監督賞についても「どの監督についても私もとても高く評価している」とした上で「モロッコ代表監督とその成功には敬意を表するが、ただ我々は彼らとの初戦で引き分け2度目は3位のメダルを手にしているというのに」と説明。なおモドリッチ自身は選手賞でメッシ、エムバペを差し置く形で、レアルで同僚のベンゼマを選出。クロアチア人選手には投票していない。

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