2023/03/01
マンチェスターC移籍から8ヶ月、カルバン・フィリップスが初のフル出場

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マルセル・ビエルサ監督の下で驚異的な成長を遂げ、昨夏にリーズ・ユナイテッドから移籍金4900万ユーロでマンチェスター・シティに移籍していた、カルバン・フィリップス。しかしながら新天地での初となるフル出場は、それからなんと8ヶ月まで待たなくてはならなかった。火曜夜に行われたFA杯16強ブリストル・シティ戦にて、英国2部のクラブを相手に85タッチ、パス成功率91%など、存在感を披露。オフェンスでもクロスバーを叩くなど、マンチェスター・イブニングニュースが「進展」「良い夜となった」と評するなど好パフォーマンスを見せている。
グアルディオラ監督は、改めて「選手によっては、他の選手と比較してより時間を要する場合だってあるものだ」と強調。今のフィリップスはマンチェスター・シティの中盤において、何が重要であるかを把握し、適応する様子をみせており「彼は我々にとってとても重要で、とてもいいプレーをしている」と語った。
事実それは過密日程にあるマンチェスター・シティにとっては「休養をとることもままならない」なかで貴重な戦力となるものであり、逆にフィリップスにとっても移籍当初に肩を負傷し、それでもW杯に参加して2試合に出場するも年明けには、今度は体重の問題やサウサンプトン戦での低調なパフォーマンスなど批判されていた中で重要な意味をもつもの。
特にマンチェスター・シティの中盤においては主将イルカイ・ギュンドアン、そしてベルナルド・シルバの今後が不透明という中で、ボルシア・ドルトムントのジュード・ベリンガムへの関心が取り沙汰されているところ。そんな中でフィリップスは自らの居場所の確保を目指しており、クラブ側としても2028年までという契約期間から、フィリップスに対して長期的な戦力として期待をかけていることは示されている。