今夏退団のフィルミノ、マンＵ戦での「歴史的大勝」で華を添える

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　日曜夜に行われた宿敵マンチェスター・ユナイテッドとの一戦では、リヴァプールＦＣは予想外のゴールラッシュで７得点。大勝を収めることに成功したが、なかでも特に印象的だったのは最後のゴールシーンだろう。８８分にモハメド・サラーからのパスを受けたロベルト・フィルミノは、ワールドカップ中断明け以来初となるプレミアリーグでのゴールを記録。後半７９分投入時から大きな声援とチャントを送っていたリヴァプールファンの興奮は最高潮に達した。

　数日前より報じられていたこの夏のフィルミノの退団は、この試合後にユルゲン・クロップ監督の口から正式に明かされることになる。「ボビー、今日は最高の瞬間だったね。クラブを去ることは彼にとって、決して容易な決断ではなかったことだろう。今日の観客からの歓声は本当に信じられないものがあった」ただゴール後に興奮してピッチに乱入したファンが、足を滑らせそれに巻き込まれたロバートソンが痛みで倒れるというハプニングがあり、激怒するクロップ監督が制止される事態も見受けられたものの、ロバートソンはすぐに立ち上がり事なきを得ている。

　改めてクロップ監督はとりわけワールドカップ中断明けから不振を極めていたチームが、ここのところ好転をみせている理由について「最大の違いはほぼ全ての選手が使えるということ。本当に大助かりさ」と説明。今回のフィルミノ、そして昨夏のマネに見てとれるように、これから大掛かりな改修工事に取り掛かることになるリヴァプールではあるが、ただこの日は既存のチームが本来の力を発揮したとき、長年の宿敵マンチェスター・ユナイテッド相手に「歴史に残る」大量得点で勝利できる、そのクオリティを再びサッカー界へと誇示してみせていた。

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— LFC Japan (@LFCJapan) March 6, 2023