2023/03/10

CL敗退のトッテナム、コンテ監督の進退問題は?リシャルリソンは不満を爆発

©︎IMAGO/Action Plus

 トッテナム・ホットスパーのアントニオ・コンテ監督は、チャンピオンズリーグ16強にてACミランの前に敗退を喫したことについて、明らかな失意と反省の弁を述べた。とりわけその2試合では1得点もできなかったのだから、その苛立ちの大きさも計り知れるというもの。本来は胆嚢の手術を受けたコンテ監督がこの試合から復帰し、そして高いモチベーションをもって決戦へと臨んでいたはずだったのだが、6万人おとずれたスパーズファンが目にしたのは、終盤も為すすべなく敗退していくチームの姿。

 「高いレベルでの戦いで力を発揮するには、常にはハードワークが求められることをチームとして自覚しなくてはならない。私の目からはそれは長い道のりのように感じる」とAmazonプライムにてコメント。「ファンのみなさんには本当に申し訳なく思う」と言葉を続け、「特に後半ではかなり苦戦をしいられた。結局のところクオリティ面の問題ではなく、特定の選手がこういう試合で一段階上に上がり個性を発揮しなくてはならないということなんだ」と述べている。

 当然ながらイングランドのメディアではコンテ監督の進退を問う質問が寄せられているが、「意地悪な質問だね。まだ手術後で私は苦しんでいるんだ。そして契約に忠実に仕事をしているところだよ」と返答。「シーズン終了後にクラブと状況についてじっくり検討し、そこで自分自身の意見も言うことになる」としつつ、「監督として常に高みを目指すものだが、今年はそれに苦労している。並の状態からより良いところまで引き上げることは、以前であればもっとやりやすかったのだが」と説明した。

 この日ハリー・ケインはミランの守備陣の前に数回のアクションと、後半のヘディング以外は見せ場なく、70分のリシャルリソン投入も功を奏していない。それどころかTNTスポーツブラジルに対して、「正直いって今季は本当に良くない、もっとプレーしたい」と不満をぶつけており、「チェルシーとウェストハム戦での勝利では良いプレーができたのにウルブス戦は5分で、火曜にはフィジカルテストを受けて先発と言われたのに、またベンチに座っていた。理解できいないよ。今回説明もなかったし。木曜には何か話はあるだろう」と語った。「日々ハードワークを続けるプロとして、出場したいと願うものだし実際にそれは足りないものなんだ」

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