2023/03/12
主審の判断に再び怒るカディス、GKレデスマには最大12試合の出場停止の可能性

©︎IMAGO/AFLOSPORT
カディスのGKヘレミアス・レデスマは、チームメイトを利用した主審に対する暴行により、長期間に及ぶ出場停止の危機へと瀕している。
金曜夜に行われたカディスvsヘタフェ戦は、文字通り白熱した試合展開となった。エルナンデス・エルナンデス主審は通常時間のうちにそれぞれ1つずつのPKを与えており、さらにヘタフェのドミンゴス・ドゥアルテは2枚目の警告で退場。加えてロスタイム16分にも三度PKの判断が下され、エネス・ユナルが1回目と同様きっちり沈めて2−2の痛み分けに終わっている。
だがむしろここからが最もこの日に白熱した様相を呈することに。カディスのGKイザがゴールを喜ぶヘタフェのファン・イグレシアスに背後から襲いかかってレッドカードに。乱闘騒ぎはピッチ上のみならずロッカールームにまで続き、主審の報告によれば「ヘレミアス・レデスマが私の背後にいたチームメイトをぶつける目的で押して、思惑通りになった」とのこと。
これによりヘレミアス・レデスマは4〜12試合の出場停止処分を受ける可能性があり、また今回の”不祥事リスト”のなかにはロロ・ボガルドGKコーチ(終了間際の声によるクレーム)と、ディエゴ・リベラAC(主審とアシスタントを突き飛ばした)、さらに負傷欠場していたフアン・トーレス・ルイスも「強く、執拗に」握ったことが記されている。
カディスといえば1月16日に行われた最下位エルチェ戦において、1点差でリードしていた後半81分にオフサイドがあったにも関わらず、VARも気づくことなく同点とされ痛み分けに終わったことについて、スペインサッカー連盟に最後の9分間の再試合を要請したが受け入れられなかったことから、水曜日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えを起こしたことを明らかにしたばかり。