2023/03/13

ネグレイラ事件、遂にレアルも「被害当事者」として裁判に参加表明

©︎picture alliance

 レアル・マドリードはFCバルセロナが汚職問題で起訴されたその翌日、「正当な利益を守る」ため「被害当事者」として参加することを明らかにした。スペインの1部2部40クラブの支持を得る形で、スペインリーグが徹底解明に乗り出していくことなどの旨が発表された際にも、バルセロナと共にレアル・マドリードもまたこれに距離を置く姿勢をみせていたのだが、事態の「深刻さ」鑑みて「深く懸念」しており、「裁判官が手続きを公開した時点で、その手続きに参加する」ことを発表している。

 長年スペインサッカー連盟の審判技術委員会の副会長を務めたホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏が所有する「DASNIL95 SL」社にコンサルティング費用として金銭が支払われていた件について、検察庁はこれが審判へバルサに有利になるよう使用されたと判断。2001年から18年までに730万ユーロ以上が支払われたようで、その容疑はネグレイラ氏のみならずバルセロナや元会長らにまで汚職嫌疑がかかっているところ。ただクラブ側とネグレイラ氏はビジネス上の繋がりは認めつつも汚職については否定。バルサのラポルタ現会長もコンサルタントとしての利用は「至って普通」と擁護した。

International Internationalの最新ニュース