2023/03/16
クロップ監督、レアル戦での完敗を認める「ふさわしい者が勝者」

©︎Getty Images
ベルナベウでも0−1と敗戦を喫し、チャンピオンリーグ16強での敗退が確定したリヴァプールFCのユルゲン・クロップ監督は、試合後「ここに2−5という状態で来たのであれば、ピッチ上でとてつもないことをやってのけなくてはならない。それは明らかなことだったよ」とDAZNに対してコメント。「それが今日の我々ができなかったということ。レアル・マドリードがそれをさせなかったということだ。彼らはそのクオリティ、経験、その力をみせつけていたよ」と言葉を続けている。「我々はチャンピオンズリーグで優勝を目指すようなチームではあるものの、そのためには優れたサッカーをみせなくてはならない。今夜はそれができていなかったし、勝者はふさわしかった」
これにより今シーズンのリヴァプールは無冠で終了することはもはや避けられないだろう。シーズンの期待を裏切る結果に「パフォーマンスへの一貫性」の欠如を指摘した指揮官は、現在6位につけCL出場圏内である勝ち点差6の4位以内を目指す戦いに向けて「今からが正念場だ。ここで良い結果を得られれば上をうかがうチャンスはまだ残されている。だがそれができなければ、そうはならないということでもあるが」とマンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナルとの一戦に視線を向け意気込みをみせた。「もしも今季CL出場権を確保できれば、それは1つの大きな成果となるものだよ」
試合後レアルからYou’ll never walk alone
なおこの試合の終了後、敗退したリヴァプールのアンセム「You’ll never walk alone」が聞こえてきた。これは決してレアル側による挑発行為などではなく、前回の対戦時にレアルのレジェンドのアマンシオ・アマロ氏が他界したことを受け、レアルの観客ブロックの外側にアマンシオ氏を偲ぶ花輪を配置していたことへのお礼であり、クロップ監督も「素晴らしいシグナルだ」と喜びを見せた。