ラツィオでまたしても人種差別問題、反ユダヤ主義的行動に各界から批判

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　これまで幾度となく誹謗中傷や人種差別によって注目を浴びてきた、ラツィオのサポーターが今度はＡＳローマ戦後にも再び注目を集めることになった。この試合で１−０と勝利を収めた後、一部のサポーターが反ユダヤのチャントを口にして、ラツィオのユニフォームに「Hitlerson」という名前と背番号８８（暗にナチス信奉を示す数字）を着けた男性の画像がＳＮＳにて飛び交流ことに。

　ローマのユダヤ人コミュニティの代表を務めるRuth Dureghello氏は、「これを見過ごすことなんて許されることだろうか」とコメント。イタリアのスポーツ大臣を務めるアンドレア・アボディ氏も「決して容認できることではない」とし、実行犯の特定への希望と協力を求めている。

　さらにイタリアの政界においてこの問題の波紋は広がりをみせているところであり、。マッテオ・ピアンテドージ内務大臣は、サッカー界における人種差別と反ユダヤ主義の問題について話し合うために、前述の２人との階段を３月３０日に行うとのこと。クラブ側も「いかなる差別的、人種差別的、反ユダヤ的な集会や行動を非難する」と発表した。