2023/03/22
フラムのミトロヴィッチに10試合以上の出場停止?マンUのフェルナンデスが救う可能性も

©︎IMAGO/PA Images
FA杯ではマンチェスター・ユナイテッドの前に敗退を喫した、フラムFC。だがこの試合の傷はそれだけにはとどまらない、大きな代償を負うことになりそうだ。昨季に43得点をあげてプレミアリーグ昇格に貢献し、さらに今季はここまで11得点をマーク。昇格組ながら欧州リーグ出場さえ希望の持てる飛躍を支えてきたストライカーが、これから長期の離脱に入る可能性がでてきたのだ。
日曜日の試合で先制点を決める活躍もみせていた同選手は、VARの介入によりウィリアンが退場、ユナイテッドにPKを与える判断を下したカバナ主審を手で突き飛ばし、レビュー直前に審判で不適切な行動をとったマルコ・シウヴァ監督と共に退場処分が宣告されており、指揮官を失い9人となったフラムは結局、1−3での敗戦を喫している。
そしてミトロヴィッチには通常よりも遥かに長い出場停止処分の可能性が指摘されているところであり、1998年に主審を突き飛ばしたパオロ・ディ・カニオには、11試合の出場停止処分が宣告されたことも。確かにFA杯では敗退したがイングランドでは全ての公式戦で適用されるため、これによりミトロヴィッチはプレミアリーグで長期の出場停止処分を受ける可能性がでてきた。
ただその後のPKを沈めたブルーノ・フェルナンデスが、間接的にミトロヴィッチを救う可能性がある。というのもリヴァプール戦で大敗を喫した試合で、ポルトガル人選手は線審の背中を軽く押したことがあったものの、まったく処分が下されなかった背景があるのだ。メディア側によれはフラム側はFAより求められた意見陳述の中で、この場面について異議を申し立てる用意があるという。