2023/03/23

ブッフォン、ユベントスからの移籍よりパリSGからの移籍を「最大の過ち」と後悔

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 ジャンルイジ・ブッフォンが、かつてユベントス・トリノからパリ・サンジェルマンに移籍したことを振り返り、今でも後悔の念を抱いていることを明かした。クリスティアン・ヴィエリ氏のTwitchの中で特に、「私のキャリアの中でも、あれは最大の失望だった」と述べたのは、チャンピオンズリーグでのマンチェスター・ユナイテッド戦でのこと。初戦を2−0で制していたにもかかわらず、ホームで3失点を喫して得失点差で同点となったがアウェイゴール数で逆転負けを喫したこの試合、ブッフォンは痛恨のキャッチミスを犯して失点に直接絡み、後に痛烈な批判を受けることになる。

 その年に17年間過ごしたユベントスを後にしフリートランスファーで、トーマス・トゥヘル監督の誘いに応じてパリ・サンジェルマンへ移籍した元イタリア代表だったが、結局はわずか1年間の在籍を経て再びユベントスへと復帰を決意。しかし今になって後悔しているのはむしろ、ユベントスからではなくパリ・サンジェルマンからの復帰だったという。「あの決断は僕の最大のミスだった」その言葉の先にあるのは、移籍の代償となった「1000万ユーロ」だけではなく、パリ・サンジェルマンでの負傷したアルフォンス・アレオラに代わって獲得されたケイラー・ナバスの存在だ。

 そもそもパリでの生活自体は「人生最高の経験の1つだったよ。美術館にいったりフランス語を学んだり。それにチームのクオリティも素晴らしいものがあった」と振り返っており、ただ「バックアップという役割はユベントスでしか受け入れられなかった」ためのカムバックだったものの、結局パリ・サンジェルマンはそのナバスとともにCL決勝の舞台へ。一方のブッフォンはその後チャンピオンズリーグではさして重要ではないGL2試合のみでプレーした後、2021年セリエBパルマ・カルチョにてそのキャリアに終止符を打っている。

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