2023/03/24

マンチェスター・ユナイテッド買収の入札が「カオス」に

©︎IMAGO/Sven Simon

 果たしてマンチェスター・ユナイテッドのオーナーを務めることになるのは、いったい誰なのか?今はまったくもって未定となったままだ。多くのファンから支持を失っているグレイザー一家が11月に売却の意思を宣言して以来、様々な候補者の名前が浮上していたものの、水曜夕方にはこの状況が「カオス」に陥ったと複数の英国メディアが報じている。

 クラブの購入希望者は英国時間午後9時までに担当の投資銀行に2度目の改善案を提示する必要があったのだが、しかしながらそれを守ったものは誰もおらず、延期を希望したのは石油化学会社イオネスのジム・ラトクリフ卿と、カタールの銀行家シェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アル・タニ氏の2人のみ。そのため「土壇場で期限が延期された」と英紙ガーディアンは報じており、どうやらまだこの2人については引き続き購入を希望している模様。

 その金額については50億ユーロとも言われており、子供の頃からユナイテッドのファンであるラトクリフ氏はイオネス社と共に69%を、アル・タニ氏とそのパートナーたちは100%の購入をもとめ、それ以外にもメディアによれば利害関係社はいるようだが特に名前は明らかになっていない。またグレイザー一家についても実際に売却するかは不明で、2005年に10億ユーロで購入した現オーナーは55億から70億ユーロ近くを希望しているとのこと一方でマンUはテン・ハフ監督の下で好調なシーズンを続けており、その価値は日を追うごとに高まりをみせているところ。
 

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