2023/03/29

ベンゲル氏とファーガソン卿、プレミアリーグの殿堂入り

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 1992年より発足したプレミアリーグの歴史を語る上で、アーセン・ベンゲル氏とアレックス・ファーガソン卿の名前なしでは語れない。そして2021年より発足したプレミアリーグの殿堂に、監督として初めて通算在籍年数あわせて49年を誇る、まさしくプレミア史の2大巨頭の両名が選出されたのだ。後者は2013年までの在任期間において通算13度にわたってプレミアリーグ優勝を誇り、とくに2000年代に入ってからプレミアリーグにおけるトップレベルのサッカーが形成されていく過程には、前者との激戦の日々があってこそ。ヴェンゲル監督率いるアーセナルは1998年、2002年、2004年に至っては無敗を誇るなど3度にわたってプレミアリーグを制してみせた。

 ファーガソン卿は「このような評価をいただけるのは大変に光栄なこと」と述べ、「ただこれは決して私だけのことではなく、マンチェスター・ユナイテッドにおける仕事と、そして長年にわたる関係があってこそのこと。このクラブ、スタッフ、そして選手たちのことを誇りに思っている」とコメント。ベンゲル氏も「ファーガソン卿を共有できたことは、私にとって大変に名誉なことだ。私たちは幾度となく共に戦ってきた2人のボクサーのよう関係だった」と述べ、「アーセナルを愛し、クラブを飛躍させ、そしてその後の発展にも繋げたであろう人物として記憶に残りたい」と語った。それは2004年以来の優勝に向けて邁進するアルテタ監督の下で実現するかもしれない。

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