チェルシーが大幅赤字を発表、大型補強から一転売却に転換か

©︎IMAGO/Sportimage

　今シーズンは欧州５大リーグの１つレベルに相当する移籍金額（６億ユーロ）を投じた、ＦＣチェルシー。今回発表された２０２１／２２シーズンの決算にはそのことは反映されていないものの、それでもこの１２ヶ月間における損失は１億３８００万ユーロに相当することが明らかとなった。

　ただし売上自体は４億９４００万ユーロから５億４７００万ユーロまで上昇させており、主に２０２２年３月１０日に当時のオーナーであるアブラモヴィッチ氏の関連など、チケットやファングッズの販売など厳しく制限された点なども影響を及ぼしている。

　ただいずれにしてもＵＥＦＡのファイナンシャルフェアプレーのみならず、プレミアリーグにおける財務規則では３年以内に約１億２０００万ユーロの赤字を超えてはならないとされており、そのためエヴァートンと同様に罰金や勝ち点の減点なども受ける危機に瀕しているところ。特にＣＬ優勝年度はこれから外れることからも、これからの移籍市場ではむしろ、チェルシーは積極的な売却政策に舵を切る可能性もあるだろう。