2023/04/03
チェルシー、さらなる”ビッグプロジェクト”の頓挫とナーゲルスマン監督への関心

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高額の移籍金を投じて長期契約で迎え入れながらも、リーグ戦での不振からもはや共闘できる存在ではなくなってしまった・・・、これはどこかで聞き覚えのあるフレーズだ。そう、先日にバイエルンから解任されたユリアン・ナーゲルスマン監督と同様に、チェルシーFCはグラハム・ポッター監督の解任を発表。ただ最大の相違点を指摘するとするならば、バイエルンではまだ2位につけていたものの、チェルシーではCL出場権獲得さえ危ぶまれる11位に転落していることだろう。しかもバイエルンではそのポッター監督の前任者であるトゥヘル氏を後任として立てていたが、チェルシーについてはアシスタントが暫定監督を務めることが発表されていることも挙げられる。つまりは新オーナーを迎えて以降チェルシーFCは、またしても長期プロジェクトとして掲げていた計画を失敗に終えてしまったのだ。
ポッター監督は欧州5大リーグの1つに匹敵するほどの補強を敢行したにもかかわらず、長期間にわたって結果を残せなかったという点についても見逃せない。確かにビッグクラブ初の就任となったポッター氏に関し、クラブ側が「長期プロジェクト」であることを幾度となく繰り返し強調していたものの、それでも週末のアストン・ヴィラ戦を含めてあまりにも負けが混んでおり、ナーゲルスマン監督とは異なりCL出場経験もなかったポッター監督には今回の任務はあまりにも重すぎたものだったのかもしれない。果たして次期監督となるのは誰か?ポチェッティーノ監督はフリーとなっており、ジダン監督についても同様だ。ジョン・テリー氏?ランパード監督の下ではすでに失敗を経験済みだが、それともナーゲルスマン監督?すでにポッター監督と多くの共通点を持つ元バイエルン指揮官への関心は報じられているところだ。