2023/05/29
2023/04/03
レアル・マドリード:バジャドリード戦に見る未来予想図

©︎Getty Images
日曜午後にレアル・バジャドリードと対戦したレアル・マドリードは、確かに首位FCバルセロナに勝ち点差12をつけられるという状況からも、リーグ戦における盛り上がりという点では物足りないところはあるとはいえ、それでも3度目のクラシコを前に6−0という耐衝撃を演じることとなった。今回昇格組を相手にしてアンチェロッティ監督はローテーションを敢行、これまでこだわっていた4−3−3システムから4−2ー3−1システムへと変更し、トップのベンゼマに両ウィングにはヴィニシウスとアセンシオ、そして右からロドリゴをトップ下に配置したスタイルによって、遊び心のあるアタッカー4人の共演でゴールラッシュを演じることに。
これまでの4−3−3システムではこういった結果を妨げがちなところが見受けられており、次のバルセロナ戦を意識した戦い方ともみることができるかもしれない。とりわけここのところのクラシコにおいてレアル・マドリードでは打開力に欠けた部分が見受けられており、実際に結果もまたそれに伴っているとはいえないものがある。とりわけレアル・マドリードの中盤においては構造改革が進展しているということもあり、今は正しい組み合わせを模索しているともいうことができる。