紆余曲折の末に掴んだ歓喜の瞬間、イバニェスがオサスナを国王杯決勝に導く

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　アスレティック・ビルバオとの１２０分間にわたる激戦の末に、クラブ史上２度目となるコパ・デル・レイ決勝進出を決めたＣＡオサスナ。それを決定づけたのはパンブローナ出身でユース時代から同クラブに所属していたパブロ・イバニェスだった。ただ同選手は２０１４年の１６歳の時に１度クラブを後にしており、それから７年後にはまだ当時スペイン３部でプレーしていたイバニェスはセカンドチームへと復帰することを決断。その結果で文字通り紆余曲折の末に、晴れて今シーズンからオサスナのトップチームへと昇格したという２４歳だ。

　そして今回のコパ・デル・レイでの準決勝。初戦を１−０で制したオサスナだったが、第２戦は０−１と敗北を喫して延長戦へと突入。そこで１１６分に見事なボレーシュートを叩き込んだパブロ・イバニェスは、試合後「このことを１度、頭で整理するのは難しいよ」とコメント。「ボールが入った瞬間が目に入ったわけではなかったんだ。でもシュートを放った瞬間に、これは入ると確信したよ。もうその瞬間で僕は狂ったように走っていたね」と振り返っている。なおもう１つのカードではレアル・マドリードが、バルセロナを逆転で制して決勝進出した。