2023/04/12
ジローナ戦でも無得点のバルサ、シャビ監督はそれでも前向きさを強調

©︎IMAGO/NurPhoto
月曜日に行われたレアル・マドリードとのクラシコで敗戦を喫したFCバルセロナは、その時の0−4に続いて週末のジローナ戦においても、0−0と昇格組を相手に再び無得点を記録してしまった。これは今シーズンはじめてのことであり、試合後シャビ監督も「我々は自分たちでちゃんと反省していかなくてはならないよ。効果的なプレーができなかったことは、我々にとっての課題であり、違いを生み出すだけの輝きに欠けていた」とコメント。
一部のメディアではその批判の矛先は、冬季休暇前にはリーグ戦14試合で13得点をマークしながらも、その後は10試合でわずか4得点、しかもそのうち2得点は最下位エルチェからというロベルト・レヴァンドフスキへと向けられているところ。それでも34歳のベテランフォワードについて指揮官は「特にレヴァンドフスキに関して心配しているということはないよ」と明言。さらに順位表においても落ち着いた表情を浮かべている。
実際にバルセロナはジローナ戦において痛み分けを演じることになったのだが、それを追いかけるレアル・マドリードも2−3とビジャレアルを相手に敗戦を喫しており、その勝ち点差は13にまで拡大。「我々は確かに勝ち点2を失ってしまったし、チャンスを逸してしまったといえるだろう。ただその一方では勝ち点差が13にまでなったということ。この結果であれば試合前から考えてもOKとみれるものだったさ」と語った。
ここのところバルセロナではヨーロッパリーグに続いて国内カップ戦でも敗退、パフォーマンス自体も低調な状況にあるがそれでも、シャビ監督は「これでちょっと危機的状況にあるというのは変だろう」と指摘。そもそも開幕前に掲げた目標は、2019年以来となるラ・リーガ制覇であり、それはもはや時間の問題。仮に全勝すれば勝ち点100の大台さえも超えるが、ただそれについては「我々はリーグ優勝だけを考えている。財務的にも競技面でも我々は難局を脱しつつあるんだ。勝ち点100は意識していない」との考えを示した。