2023/04/18

チェルシー戦の向け自信のぞかせるアンチェロッティ監督「いい感じだ」

©︎IMAGO/Sebastian Frej

 チャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグを前に行われたプレスカンファレンスでは、初戦でチェルシーFCから2−0で勝利をおさめているレアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は、「いい感覚を覚えているし、普段通りに意欲的だ。このような重要な試合では、100%の集中が求められるというもの、まだ90分間残されているわけだし、この大会では本当に何が起こるかわからないんだ。ただベストを尽くす、その用意はできている」と意気込みをみせた。

 なお週末に行われたカディス戦では、ヴィニシウス・ジュニオールとともにトニ・クロースも欠場。ただいずれも大した負傷ではないようで、火曜夜の試合では再び戦列へと復帰する予定だ。両選手とも非常に重要な選手であり、ヴィニシウスは同僚のミリタオ曰く「世界最高の選手の1人だ、彼を止めることはほぼ不可能だね」と舌を巻くほどの違いを試合にもたらす。そしてクロースはその経験と技術によりチームを統率する存在だ。

 そんなクロースについて先日マルカ紙では、レアル・マドリードとさらに1年間の延長で合意済みとの報道がなされていたが、このことについてアンチェロッティ監督は「彼はレジェンドであり、素晴らしいレベルにいる選手。彼がこのままレアル・マドリードでキャリアを終えてくれることを願っているよ」と賛辞をおくっている。

チェルシー:ベーリーオーナーの次なる一手は?

 その一方で対戦するチェルシーでは先日の火消し役として、フランク・ランパード監督が復帰するも、このままCLでの敗退となればもはや、消すための火さえも存在しなくなることに。今季は総額6億ユーロという欧州5大リーグ1つ分の投資を行いながらも不振が続く状況の中、オーナーのベーリー氏は現在は後任人事としてユリアン・ナーゲルスマン監督やルイス・エンリケ監督との交渉に臨むところ。ただレアルとの初戦前には3−0での勝利を公言したことで知識の欠如が指摘されており、さらに選手たちやファンらとの諍いの報道も。これからベーリー氏はどのような一手を予定しているのだろうか。

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