2023/04/20
トニ・クロース、レアルとの延長はもはや時間の問題

©︎IMAGO/Sebastian Frej
火曜夜に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグ、チェルシーFC戦でもレアル・マドリードは2−0と勝利をおさめ
、盤石に準決勝進出を果たした。ちなみにではチャンピオンズリーグ優勝に向けて次の障害となるのは、古巣バイエルンかマンチェスター・シティか。「僕はシティになると思うよ」とクロース。これまで13年間で11度に渡り決勝に進出してきたレアルの強さとしては、「信念」という言葉を同選手は選択している。今回の試合でレアルは後半開始に守護神クルトワが好セーブで失点を防ぐと、今回のチェルシー戦では改めてロドリゴがその価値を再確認させる活躍を披露。ヴィニシウスとのブラジル代表コンビでその活路を見出してみせた。ただこの日にレアル史上3番目となるCL131試合目の出場を果たしたカリム・ベンゼマは、71分にチアゴ・シウバに足を踏まれて交代。その前にはハムストリングの張りのためにダヴィド・アラバが交代を余儀なくされており、エデル・ミリタオは出場停止のため次節欠場。年明けから筋肉系の問題を抱えていたアラバについて、指揮官は準決勝までには間に合うよう希望しているものの、これから数週間の離脱に入る可能性はあるだろう。
トニ・クロース、延長はもはや時間の問題
その一方でこの試合後にトニ・クロースは、今季いっぱいまで残している、契約の延長はすでに形式的なものでしかないことを明らかにした。これまで外部の人間、せいぜいアンチェロッティ監督までがこのことについて言及してきたが、今回改めて33歳のMFはAmazonプライムにて「あと少しってところかな。全てがいい方向に進んでいるよ。ただクラブがどのようなことを希望し、そしていつ、どのように何を、どこで伝えるかということも尊重しているんだ」とコメント。 確かにいまだクラブ側からは正式なコメントは発せられていない。そしてクロース自身は今年の1月1日からは他クラブと自由に交渉する資格がある。それでもクロースが移籍の駆け引きなど「馬鹿げた」ことを行わないということを「クラブ側は知っていたから。素晴らしい信頼関係があるからこそ、そんなことを考えようとさえ思わなかった」と明かす。つまりは「もうしばらく、時間がかかるかもね」と笑顔をみせたクロース。いずれにせよ「絶対的な信頼関係」を築く両者が2024年まで更新し、レアル10年目を迎えるものを妨げるようなことはもはや存在しないということだ。
フランコ独裁政権のクラブ?レアルがバルサの攻撃に毅然と反論
ネグレイラ事件の渦中にあるFCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、その説明を求められた際にライバル関係にある、レアル・マドリードを引き合いに出して攻撃。フランコ独裁政権における関係性を非難していたのだが、これにレアル側は4分36秒の動画をもって反論。むしろバルセロナにおけるフランコ独裁政権における数々の事実を列挙していき、例えば3度バルサを破産から救ったフランコ氏を名誉ソシオに任命したことをはじめ、カンプ・ノウの落成式ではフランコ政権下大臣、ホセ・ソリス・ルイス氏立ち会いで開催されたこと、また8度のラ・リーガと9度の国内カップを獲得したのとは対照的に、レアル・マドリードは同政権下においてラ・リーガ優勝まで15年を費やしたことなど指摘。ラポルタ会長からの攻撃に毅然とした態度で反論を展開した。