2023/04/22
「認めたくはないが事実」テン・ハフ監督がセビージャ戦での敗退ぶりに苦言

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木曜夜に行われたセビージャFC戦にてまたしても、マンチェスター・ユナイテッドのヨーロッパリーグ優勝の夢は早くも終わりを迎えた。逆に”ヨーロッパリーグの申し子”ともいえるスペインの雄を相手に、初戦ではサビッツァの2得点で幸先よくリードを奪うも同点に、そして後半では主将のマグワイアや守護神デ・ヘアらが失点に絡む形で敗戦を喫している。マンUにとってヨーロッパリーグでセビージャに敗れるのは3度目のことであり、さらにスペイン勢という点ではバルセロナやビジャレアル、アトレティコにも敗れた経緯も。
ただ一方でオカンポスの得点が取り消されていなかったらという見方もできなくはないが、それでもテン・ハフ監督はこの日にみせたチーム全体のパフォーマンスに苦言を呈し「プレーの能力面ではなくその姿勢、落ち着き、意欲、情熱といった部分。そこが非常に重要になってくるんだ。セビージャの方が勝利に対して貪欲であり、そういうことは本来あってはならないことなのだよ。」とコメント。「絶好の機会」を自らフイにしてしまったことを「自分たち自身で責めなくてはならないことだ」と『BT Sport』に語った。「我々は決して十分ではなかった。それは明白だ。それにファイティングスピリットに欠けていたことも認めないと。認めたくなくともそれが事実なのだから」
さらに指揮官は「マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブでは、求められる結果もレベルも高くあることは誰もが承知していることだ」とも強調しており、テレビ解説を務めていたレジェンドのポール・スコールズ氏も「何人かの選手」についての問題を指摘。「怪我人」などブルーノ・フェルナンデスの出場停止や後半まで待たなくてはならなかったマーカス・ラッシュフォードらの穴埋め役の問題に加え、「いざという時になると十分と言えない」戦いぶりをみせてしまうとの見方を示しており、テン・ハフ監督はシーズンの締めくくりにむけ「大きな前進が必要なのだ」と選手の奮起を促した。「全ての面において」