2023/04/27

レアル:今世紀初となる1試合で1選手に4失点。アンチェロッティ監督「これを教訓に」

©︎IMAGO/ZUMA Wire

 これでリーグ優勝への望みを完全に失われてしまったかもしれない。昇格組ジローナを相手にレアル・マドリードは、2−4での敗北を喫してしまった。アンチェロッティ監督は、「うちには並外れたクオリティがあっても、それを支えるのはディフェンスワークであり、それがこの試合では見られていなかった」と総括。特にチームが序盤からナーバスになっていたことに気づいており、「制御不能」になった結果、バレンティン・カステジャーノスに1−3で先制され、大勢が決してしまった。しかしながら離脱選手がいたことを考慮に入れつつ、チーム力に自信を持っており、「国王杯とチャンピオンズリーグに向けて復帰できるだろう」とコメント。アンチェロッティ監督は、傷ついたファンに謝罪し、「決して良いことではなかった。だが、これを教訓として受け止めることができるかもしれない。むしろ理解していない人には毎日諭していく必要がある」と述べつつ、守備面の重要性を強調している。さらにこの試合でゴールとアシストを決めたヴィニシウスについても、「警告が多すぎる」と改善点について指摘した。

カステジャーノス「レアル相手の得点は夢だったけど…」

 一方でこの日、レアル・マドリードを相手に4得点を挙げたバレンティン・カステジャーノスは、ラ・リーガにおいて初めて同クラブ相手に1試合4得点を決めた選手となった(公式戦では10年前にCL準決勝でレヴァンドフスキが4得点)。カステジャーノスは「レアル戦で得点を決めること自体、僕の夢だったんだけど、一度に4得点なんて思いもよらなかったことだし、本当に嬉しいよ」とコメント。ちなみに、1年前の4月には所属元のニューヨーク・シティにて、レアル・ソルトレイク戦で1試合4得点を挙げている。ただ、ニューヨーク・シティはシティ・グループに属しており、同クラブのリーSDはジローナでのレンタルから更に価値を上げて移籍させるプランを公言していることからも、ジローナでの時間はさほど長くはつづかないだろう。特に今回のレアル戦での活躍は、今後のキャリアにとって後押しとなるはずだ。

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