2023/05/03

悲しみのスタンディングオベーションと、15歳新星のバルサデビュー

©︎IMAGO/Pressinphoto

バルセロナの本拠地カンプ・ノウの観客から、相手レアル・ベティスが投入したホアキンに対して、温かな拍手とともにスタンディングオベーションが沸き上がった。この夏をもって現役引退を表明した41歳は、この試合も含めて残りシーズンも出場し続ければ、ラ・リーガ最多出場記録を誇る元バルセロナGKアンドニ・スビサレッタの記録(622試合)を交わして、単独首位に躍り出る可能性もある中のことである。ただ残念なことにホアキンはこの日、2度目となるスタンディングオベーションを受けることになった。後半79分に膝を負傷して交代しており、大事には至っていないか非常に気になるところ。ただそんな流れがあった数分後、再びカンプ・ノウでは盛大な歓声が湧き上がった。

 シャビ監督曰く時代を切り開くかもしれない逸材、ラミン・ヤマルがクラブ史上最年少となる15歳でのデビューを果たしたのである。さらに後半86分には初得点の絶好機も手にすることになったのだが、ここでは慌ててしまい逸することに。試合後に指揮官は「思い切ってプレーしろ、あれこれ挑戦してみろと伝えていた」と明かし、「なかなか見出せない天性の才能」をもつ「かなり成熟した」逸材を評価。一方の同選手は「いろんな感情を感じたし、ピッチに立った時には感激したけど、徐々に緊張もほぐれて、できるだけ楽にいるよう努めた」と語った。「監督からは、最初のパスで自信をもって、できれば点を取ろうくらいの気持ちでいけと言われていました」

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