ハーランドがプレミアシーズン最多得点記録達成、前保持者からも「最高だ」

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　「アラン・シアラー氏の心境をお察しするよ」英国国営放送BBCでTV解説者を務めるゲイリー・リネカー氏は、水曜夜に行われたマンチェスター・シティvsウェストハム戦後に、そのようにツイートした。無論、その言葉は冗談めいたものである。この日にエルリング・ハーランドが、シアラー氏とアンディ・コール氏が保持していた、プレミアリーグシーズン最多得点記録を３０年ぶりに更新したのだ。

　今季ここまで３３試合を経過して３５得点をマークするノルウェー代表FWは、この試合の後半７０分に「試合前に、記録に残るゴールをアシストしてねとお願いしていた」という、ジャック・グリーリッシュのアシストにより、宣言通りに記録を達成。試合終了後にはピッチを後にする際、列を作って構えていたチームメイトらから、背中を激しく叩かれ「心地いい」痛みを味わうことになる。

　「でもチームの勝利がなによりものことだよ」ともハーランドは強調。確かにマンチェスター・シティは現在、三冠達成に向けて順調に歩みを進めているところではあるが、それでも「この特別な夜」をこれからどう過ごせるだろう？「そうだね、家に帰って、ビデオゲームをして、何か食べて、それから寝る。そしてリーズ戦で勝利をおさめることを考えるよ」とハーランドは語った。

　ペップ・グアルディオラ監督はそんなハーランドについて、「人間として」も「選手として」も「特別」であることを改めて強調。そして記録を更新された５２歳のシアラー氏も、決して記録を破られたことを嘆くことなく、「これ以上ないほど素晴らしい人間が、この記録を達成してくれたんだ。彼は最高だよ」と惜しみない賛辞をおくっている。