ＵＥＦＡがセキュリティコンセプトを修正、ＣＬ決勝はデジタルチケットのみ配布

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　２０２２年５月２８日に開催されたチャンピオンズリーグ決勝では、開催されたサン・ドニのスタッド・ド・フランスでは、有効なチケットをもっているにも関わらず、多くのファンの入場が認められずに大混乱へと陥っており、警察は催涙ガスなどを使用して２３０人以上が負傷。その結果パリ市警のディディエ・ラルマン警視総監が辞職となり、今年２月には独立調査機関による２２０ページの調査結果でＵＥＦＡ側の責任が判明。それによりチェフェリンＵＥＦＡ会長は「２度と発生しないように取り組む」姿勢を示していたが、それが金曜日に実際に発表された。

　今回ＵＥＦＡ側はセキュリティコンセプトにおいて幾つかの変更を加えており、なかでも今後はこの最も重要な試合を監視するための新しいコントロールグループが設立。さらにより多くの警備員が配置され、紙ではなくすべてデジタルによるチケットのみが、ファンの手元に配布されるようになるとのこと。ＵＥＦＡは「全ての人たちにとって、完全で歓迎してもらえるような環境」の構築を目指し、「観客への待遇改善」を誓った。なお今年のチャンピオンズリーグ決勝開催は６月１０日、場所はトルコのイスタンブールとなっている。