2023/05/09

フランスサッカー界の重鎮、リヨンのオラス会長が36年を経て退任

©︎IMAGO/HMB-Media

 長年に渡りフランスサッカー界の重鎮であり続けてきた、ジャン・ミシェル・オラス氏が月曜午前、オリンピック・リヨンの会長兼GM職を正式に辞任し、今後は名誉会長に転身することを明らかにした。これは金曜日に行われていた相談役会の会議において出された結果によるもの。

 オーナーも務めていたオラス氏は、昨年に米国人投資家ジョン・テクター氏と彼の持ち株会社イーグル・フットボールに売却。ただ引き続きGM職を継続していたのだが、報道によればイーグル・フットボールは、時代錯誤の経営スタイルとチームの成績へと不満から、およそ1000万ユーロの退職金と引き換えに辞任への同意を得たという。これからテクスター氏が暫定的にGM職を引き継ぐと同時に、相談役会会長へと就任する予定。

 起業家として巨万の富を築いたオラス氏は、1987年に当時2部で多額の負債を抱えていたオリンピック・リヨンを買収。会長としてクラブの躍進に貢献しており、2002年から2008年まで7年連続でフランス王者に輝いた実績ももつ。ただその一方でたびたび暴言などでも話題となっていた背景もある。

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