スールシャール氏「マンチェスターＵはハーランドを４００万ポンドで獲得できた」

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　昨夏にエルリング・ハーランドがマンチェスター・シティへと移籍した際に、オレ・グンナー・スールシャール氏も、それを祝福していた。これはハーランド自身が数ヶ月前に明かしていたもので、「彼から手紙がきて、そこには「違う方のマンチェスターではあるが、幸運を祈る」と書かれていたよ」とコメント。事実２００７年までの１１年間にわたりマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていたスールシャール氏は、２０１８年前にハーランドとモルデＦＫで共に過ごしていたころに、そのマンチェスター・ユナイテッドに獲得を打診したという。

　「彼らがぜひとも獲得すべき才能あふれるストライカーがいたからね」と、土曜日にマンチェスターにて開かれたメディアとの質疑応答のイベントにて同氏は語り、「でも残念ながら彼らは私の言葉に耳を傾けてくれなかった」と説明。まだ１８歳だった未来の怪物獲得に、わずか「４００万ポンド」の投資で実現するチャンスがあったにも関わらず、「それでも彼らは契約しようとしなかったんだ。４００万ポンドでね！」と言葉を続けている。

　奇しくもそのスールシャール氏がマンチェスター・ユナイテッドの監督となったのは、その翌年となる２０１９年のことだった。その直後にハーランドはモルデを離れて８００万ユーロでＲＢザルツブルクへと移籍。その１年後にはマンチェスター・ユナイテッドはハーランド獲得へと動くも、最終的にはボルシア・ドルトムントに軍配があがり、現在のマンチェスター・シティでの飛躍へと至る。いまやプレミア記録を上回る得点を重ねるハーランドにその決断への後悔はないだろう。ただマンチェスター・ユナイテッドはこの夏もセンターフォワードを模索。そこでの掘り出し物は、なかなか期待できそうにもない。