2023/05/16
グアルディオラ監督がイェリー・ミナに苦言「君はそんな事をする必要はない」

©︎ imago images (2)
昨年にマンチェスター・シティの優勝を決めるドッペルパック(1試合で2得点)と決めたイルカイ・ギュンドアンは、今シーズンも第35節リーズ戦、そして第36節エヴァートン戦にて、8日間のうちに2度のドッペルパックを達成。これによりマンチェスター・シティはプレミアリーグ優勝まで、残り3試合で1つでも勝利をおさめれば、自力での優勝を確定させるところにまで詰め寄ることに成功している。だが試合後ペップ・グアルディオラ監督はそんなキャプテンへの活躍ではなく、むしろもう1人この試合で得点した別の選手、エルリング・ハーランドのことを気にかけていた。
だがそれも理解のできる話だ。試合後にグアルディオラ監督は急足で、相手選手のイェリー・ミナのところにまで出向き、そこで「君がやっていることは不必要なことだ」と伝えたという。「彼はどの試合でもそういうプレーをしている。だが君はそういうことをしなくたって十分に実力があるじゃないか、と言ったんだ」とグアルディオラ監督は説明。それ以上多くを語ろうとはしなかった(「彼自身が理解していることだ、彼に聞いてくれ」)が、ただいわんとすることは選手以外からみても明らかなことであった。
交代するまで20分以上に渡りボールと一度も接触することのなかったエルリング・ハーランドに対して、ミナは限界までタックルを見舞うなど、「フィジカルなプレーと呼ぶものでも、相手に精神的プレッシャーをかけていくためのプレーとも呼べるものでもない」とグアルディオラ監督はみる。「あれは彼にとって不必要なことだ」その証をわざとみせたかったのではないだろうし、もしかするとミナとのデュエルには無関係かもしれないが、試合後に上半身裸になったハーランドには、目立つ引っ掻き傷のようなものが見受けられていた。