2023/05/23

延長交渉での亀裂と例外条項:ナポリの夏は更なる飛躍か解体か

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 今シーズンのセリエAで独壇場を演じるなど、高い評価を得てきたSSCナポリはまさに一時代を築きそうな勢いなのだが、しかしながらそれはどうやら指揮を取るルチアーノ・スパレッティ監督の時代ではなく、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長の時代という意味合いをもつようだ。64歳の指揮官との延長交渉はうまく事は運ばず、むしろ対立をみせているようで、伊紙コリエ・デロ・スポルトに対し、スパレッティ監督は「ナポリのために死力を尽くしたいと心から願えないようであれば、そのときは慎重に考えていかなくてはならないだろう」とコメント。その一方でラウレンティス会長は「もしも退団を射防するなら、そのときは握手をして別れを迎えることになる」と語った。

 果たして実際に新天地へと渡ることになるのだろうか?「どこからもオファーはないし、何か特に期待しているわけでもないさ」とベテラン指揮官。64歳という年齢からすでに監督業を終えることを視野に入れているのか、それともひとまず外からサッカーをみる学びの時間とするのか?少なくともそれは指導者だからできることだ。ナポリでは点取り屋のビクター・オシムヘンと共に、DFのキム・ミンジェの去就も注目されており、同選手の契約には4750万ユーロで移籍可能となる例外条項が付随しているところ。

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