2023/05/27
CL復帰のマンUと逃したリヴァプール、異なる理由で共に更なる補強へ

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リヴァプールFCはユルゲン・クロップ監督がフルシーズンで指揮をとって以来、はじめてとなるチャンピオンズリーグ出場権を逃した。木曜夕方に行われたチェルシー戦にてマンチェスター・ユナイテッドが、4−1と勝利をおさめたことによりチャンピオンズリーグ復帰を確定。同時にそれはリヴァプールの最後の希望を打ち砕くものとなったのである。試合後もハメド・サラーは「心底打ちのめされている。このような事態に陥り言い訳などできるものではない。来年もCLで戦うために必要なものは全て揃っていたにも関わらず頓挫した。これは最低限求められていたことだった。申し訳ない」と投稿。「みなさん、そして自分たちにも失望させてしまった」と言葉を続けた。そもそもリヴァプールにとってこの夏は以前から大幅なチーム改革が行われると見られており、そこでCL出場という魅力と資金面のデメリットを抱えたことはより残念なことだ。
その一方で返り咲きを果たしたマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督は、同クラブ史上就任1年目でトップ4を終えた5人の監督の1人となっており、さらに6月3日にはFA杯にてタイトル獲得の可能性も残されているところ。チャンピオンズリーグ出場権獲得にあたり「これはいい土台になるものだが、ただそれと同時に要求はより高いものにもなってくるということ」と説明。「既存の戦力に加えて、この夏では移籍市場での強化もはかっていかなくてはならず、チャンピオンズリーグでも優勝争いを目指していきたいが現実から目を逸らしてはならないよ。まだ先の話で、課題は山積み。そもそもトップレベルで戦うには、もっといい選手が必要だ」として、ビッグネーム獲得の必要性を訴えた。ちなみにすでにネイマール巡りパリSGと交渉中といわれ、これを指揮官は否定も肯定もせず、さらにトッテナムのハリー・エインの名前も浮上。中盤では同じイングランド代表デクラン・ライスや、メイソン・マウントの名前もあがっているところ。ただオーナー問題の展開次第という部分もあるが。