2023/05/27

賭博規則違反のイヴァン・トニー、ギャンブル依存症と診断されていた

©︎IMAGO/Offside Sports Photography

 2週間前にイングランドサッカー協会の賭博規則違反により、8ヶ月の出場禁止処分を受けたイヴァン・トニーだが、今その判決理由の公表によりさらなる詳細が明らかとなった。プレミアリーグのFCブレントフォード所属のアタッカーについて、同協会の規制委員会へと証拠を提出した精神医学の専門家によれば、ギャンブル依存症と診断されているという。そのためこの点と、そして232の罪状すべてに対して有罪を認めたことから、同委員会では処分期間を8ヶ月に短縮することを決定した。

 また当時は問題となった試合について詳細は明かされていなかったものの、今回の発表の中でトニーは自軍に賭けたものでも当時所属していなかったり、メンバーに入っていなかったりしていたため、「八百長疑惑はない」という。「現状としてサッカーの試合に賭けることはやめているが、他のスポーツやカジノゲームなどはしている模様。シーズン後にセラピーでギャンブルの問題に取り組むことを決めており、我々は彼が回復への道のりの第一歩に向けた幸運を祈っている」と報告書には綴られている。

 なお最終的に減刑されたトニーの処分によれば、再び出場可能となるのは2024年1月17日以降ということになり、所属先であるブレントフォードとの契約は2025年夏まで有効。そしてそのブレントフォードでの練習参加への許可は4ヶ月後となる、2023年9月17日からとなっており、クラブ側はすでにこの判決を受けいれ、「イヴァンとその家族が、今回提起された問題を克服できるよう、可能な限りサポートしていきます」との声明を発表した。
 

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