2023/01/23
ケルン生まれのパカラダが、来夏より1.FCケルン加入

©️IMAGO/Claus Bergmann
1.FCケルンはレアルト・パカラダを獲得した。獲得前にケルンのケラー強化担当が「ブンデス2部最高の左サイドバック」と評されていた28才は、新天地と2026年までとなる3年の契約を締結。加入は夏からとなり、つまりは来シーズンに向けたケルンの補強第一号ということにもなった。
ケラー強化担当は獲得に際して、「レアルトは近年、ブンデス2部で常に高いレベルのパフォーマンスを示しており、特にオフェンスに良いものがあるが、守備面での成長も引き続き続けられればチームに多くのものをもたらしてくれることだろう」と評価。ブンデス2部で最も優れた得点源として知られ、ビルドアップやテクニックにも長けており、昨季に2部10アシストを記録して注目を高めていた。
ちなみにアーヘンに生まれケルンで育ったパカラダにとっては、「来季よりケルンのユニフォームの袖を通せるということは信じられないほど誇らしいこと。ホームデビュー戦が待ち切れないよ。」と喜びのコメント。さらにこれは同時にブンデス2部通算230試合でプレーしてきた同選手にとって、(ケルンが降格しない限り)ブンデスリーガデビューをも意味するものとなる。それではヨナス・ヘクターの動向は?このことについてケラー強化担当は、今回の獲得とは関係がないことを強調した。
New boy in town 👀
Leart Paqarada wechselt zur neuen Saison ablösefrei vom FC St. Pauli zum #effzeh. Der Linksverteidiger hat einen Vertrag bis 30. Juni 2026 unterschrieben.
Wir freuen uns schon auf dich, Leart! 😍 pic.twitter.com/1lBc29MYHE
— 1. FC Köln (@fckoeln) January 23, 2023
ドゥダは新天地模索へ
その一方でオンドレイ・ドゥダについては、2024年まで契約を残すものの早期の移籍が最善の策であると両者は合意。バウムガルト監督の下でオレセン、フセインバシッチ、リュビチッチらの後塵を拝する日々が続く28歳は、ギズドル前監督の下ではオフェンスを牽引してブンデス残留に導いたものの、今のチームでは特に求められる精力性に欠けるといわれ、加えてマルク・ウートが復帰となればトップ下の主力を担うことだろう。2020年にヘルタからおよそ700万ユーロで加入し、これまで幾度となく活躍もみせてきたドゥダとしては、この下降線をなんとしても軌道修正したい。
ニースでの暴動起こしたケルンファンに1年半の実刑判決
およそ4ヶ月前に1.FCケルンのファンがフランス南部の都市ニースにて行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグにおいて、1.FCケルンとOGCニースのサポーターとの間で深刻な暴動が発生。試合は1時間近く中断した上に40人以上が負傷したが、それを引き起こしたとされる36才男性に対してベルギッシュ・グラッドバッハ地方裁判所は、執行猶予なしの1年半の実刑判決を言い渡した。これは検察側が求める1年9ヶ月より若干下回るもので、「確かな反省の色」は評価しつつも「現場から離れた」ことには疑問を呈し、また前科も考慮しての判断となったという。まだ判決は確定とはなっていない。