2023/02/07
負傷交代で苛立ち爆発のゼルケ、ただ今回も大事には至らず

©️Getty Images
週末のライプツィヒ戦では後半途中投入から出場したダヴィー・ゼルケが、そのわずか13分後に負傷交代を余儀なくされた。「バルディヨルとの空中戦での衝突で意識が朦朧とし、膝に不安定な感覚が残された」と試合後に明かされており、「初期診断では安定はしていたがね。今後様子見だよ。ただ長期離脱ということはないだろう」とバウムガルト監督はコメント。「大事に至らないことを願う」
そしてその2日後には指揮官の口から、その希望通りに大事には至らなかったことが明かされている。「思っていたよりも良い感じだ。特に何かが損傷しているということはない」つまりは週末に控えるアイントラハト・フランクフルト戦でも引き続き、オプションとなることが見込まれており、「ただどの時間帯になるかは、まだわからないよ。まだ時間はあるんだ」と言葉を続けた。
ひとまずは安堵といったところだが、今冬にヘルタから加入して以降、ここまで思うように事が運ばない「ゼルケ自身、とてもフラストレーションを溜めている」ところ。「本当に不運だね。シャルケ戦では足首をひねってしまったし」と指揮官。またプレー面についても、ケルンでは特に我慢を強いられることが多く「決して得点チャンスに恵まれているわけではなかった。ぜひそうしてあげたいし、怪我なくプレーできれば、そのうちそのチャンスは訪れる」と期待感も示す。
とりわけゼルケの苛立ちは、今回の交代の際にユニフォームを自ら破ったところからも、目に見えて感じられるものであり、「アピールをしたくて苛立つことは、至って普通のことだよ」と指揮官。「だが私は満足している、だから落ち着いて良いんだと彼には伝えた」とも明かした。
ケルン、半額になるも11万9500ユーロの罰金命令を受ける
ドイツサッカー連盟スポーツ裁判所は1.FCケルンに対して、「サポーターによるスポーツマンシップに反する行為」2件分から、合計11万9500ユーロの罰金命令を下した。なおそのうちの3分の1については、クラブ側はセキュリティなどインフラ改善のために利用することが可能。
まず1件目となったのはヘルタ・ベルリン戦での煙弾使用による1000ユーロ、そして何より今回大きく影響したのは11月12日開催のレヴァークーゼン戦であり、そこではベンガル式の発炎筒12基や12基の証明弾など、23万7000ユーロ相当の罰金が求められることに。
ただしケルン側が実行犯の何人かを特定できたことを評価し、規約に基づいて50%分が減額。そのため最終的にドイツサッカー連盟はケルンに対して、今回は合計11万9500ユーロの罰金命令を下している。