2023/05/11

ケルン:シュテッフェン・バウムガルト監督と2025年まで延長

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 ブンデスリーガ残留を確かなものとした1.FCケルンは水曜、既報通りにシュテッフェン・バウムガルト監督との契約更新を発表した。これまで2024年夏までに設定されていたが、さらに2025年までの延長で合意に達している。「我々は昨年に、全ての関係者が納得できれば、さらに1年延長することで合意していた」と、指揮官はクラブ公式にて明かしており、「なぜならば私はケルンのために、このチームと共に仕事をすることを、とにかく楽しんでいるから。それは日々目にしてもらえることと思う。我々は常に歩む道について話してきたし、まだそれは終わりにはきていないという確信もある。まだまだこれからも結果を手にしていけるはずだ」と語った。

 就任1年目となった昨シーズンでは、ケルンは7位でフィニッシュし欧州の舞台へと復帰することに成功。今期はそのヨーロッパカンファレンスリーグにて決勝トーナメント進出を果たせなかったが、それでも「クラブ全体の成長ぶりが物語っているといえるよ。シュテッフェンと彼のコーチ陣は、明確なゲームアイデアをもって一貫して、体系的にチームと取り組むことができている。その明確な手腕によって高い結束力を作り、そして真のチームスピリットに支配された集団を組織したのだ。これらの点は結果にかかわらず、彼との協力関係の継続を強く後押しする材料となる。延長は理にかなったことであり、合意に達して嬉しく思うよ」と、ケラー強化担当は述べている。

バウムガルト監督は謙虚さと危機意識を強調

 ただそれでもバウムガルト監督自身は、あくまでこの契約は意思表示の意味をもつものであり、それ以上のことはなと捉え、「誰もがこのビジネスのスピードの速さはしっているだろう」と指摘。サッカー界における「メカニズム」について、「この世界では一気に物事が変わってしまうものだ。」と強調。そして最下位ヘルタとの一戦に向けて「とにかく勝利したい。ヘルタの状況に関わらず、残りホーム戦2試合しかないのだから。」と常に「危機」が潜んでいるとし、「それに監督が長くケルンにいると、周りのひとにとっては怖くなるんじゃないか?」と笑顔でもコメント。シュテーガー監督以来となるひさびさの長期政権に「もしも理にかなった結果となれば、また5年目、6年目について双方とも協議されることになるだろうね」と慎重な姿勢を最後まで貫いた。

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