2023/08/03
「バルサは中盤が命」ギュンドアンの加入喜ぶ、ペドリ

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今度の火曜日にはトッテナム・ホットスパーとの対戦が控える、FCバルセロナ。ここのところはレアル・マドリード、そしてACミランと勝利をおさめるなど、8月13日に迎えるヘタフェとの開幕戦にむけて順調な戦いを続けているところだが、その一方で今の大きな話題となっているのは、ウスマン・デンベレのパリ・サンジェルマン移籍だ。これはACミラン戦後に説得にあたった指揮官みずからが明かしたものであり、翻意できなかったことへの失望感を露わにしている。
しかしながらシャビ監督はことペドリに関しては、どうやら移籍の心配を抱く必要はないようだ。「バルサから僕を引き出すのは至難の業だよ」と自ら語った同選手は、「僕の目的はあくまでここでキャプテンとなり、そして新しいカンプノウでプレーすることになるんだ」とコメント。カンプノウの改築工事の完成予定は2026年までで、ペドリとバルサとの契約もまた2026年までとなっている。
ただキャプテンという目標については、しばらくはまだ先の目標ということになるだろう。この夏はブスケツの後任としてセルジ・ロベルトが就任。副主将にはテル=シュテーゲン、アラウージョ、デ・ヨングとなった。「僕はデ・ヨングとアラウージョに投票したよ」とペドリ。クラブ内での評価は高いが、それでも「まだ僕は若すぎる」と自らを戒めることも忘れない。
パフォーマンス面における目標としては短期的なものを掲げており、シャビ監督からは「昨年の時点で10得点、10アシストを掲げられていたんだ。だから休暇から戻ってきた時に監督からは、今シーズンこそその大台に載せないといけないと、発破をかけられたよ」と明かす。
そこでは新たに中盤に加わったイルカイ・ギュンドアン、そしてオリオル・ロメウもその助けとなるはずだ。「ギュンドアンは練習を見ているだけで、もうスペクタクルだよ」と熱く語るペドリ。そしてシャビ監督から最近称賛の言葉が寄せられているロメウも含めた、中盤における激しい定位置争いは「僕たちにとって最高だと思うね。バルセロナのサッカーは、中盤が命。そこに多くの選手がいるということは、シャビ監督にとってハッピーに違いないよ」と言葉を続けた。